割烹料理に精通したご主人が打ったおそばは、繊細で目と舌と鼻と喉で味わう、とても奥深い、美味しいお料理でした。今回いただいたのは「三色そば」こちらは『せいろ』『田舎』『白雪』のそばの実の使用する部分の違うおそばを食べ比べることができるので、自分の好みを知るためにも、初めての方におすすめだそうです。まずは『せいろ』こちらは普段食べ慣れているものに近いニハそば。『田舎』は色が濃く少し太めで香りとコシが強いのが特徴。最後は『白雪』こちらはそばの実から15%程しかとれない中心部分を使っていて、つるっとしていてのどごしが最高！香りは前の二つより少ないので、ゆずを練り込んだ、ゆずきりそばなど香りをつけて楽しむのも古来からの食べ方だそう。薬味の本わさびはすり立てで、おつゆに溶くのではなく、そばにのせていただくと、わさびの香りがふんわり鼻にぬけて、爽やか。本わさびって辛さより香りを楽しむものだったのか。と未熟な私は感動（笑）。ちなみに私の好みは白雪でした。新そばの季節、皆さんもぜひ自分好みのそばで旬を味わってください。 （取材：エッタン）