日本で古くから親しまれてきた「酒盗（しゅとう）」。今回ご紹介するのは、しいの食品さんの『かつを酒盗』です。牛や豚の「ホルモン」人気が定番化していますが、日本には古来からの「魚（うお）ホルモン」と言える魚介の内臓を使った食品の文化があります。牛や豚・鳥のホルモンと比べると、脂肪分がほぼゼロである、魚介のホルモンを使った食品の一つ「酒盗」は、カツオなどの胃を熟成させる食品で、約300年前から食されていた記録があるそうです。酒盗は、原料である魚ホルモン（カツオ・マグロの胃や腸）に元々含まれる酵素により、長期間に及ぶ塩蔵熟成で魚ホルモンそのものを自然発酵させて作るもので、うまみ成分(グルタミン酸と核酸系うま味物質、イノシン酸やグアニル酸)を含みます。これが美味しさの秘密なんですね。そのまま食べるのはもちろん、調味料としてもおすすめ。炒め物に入れても美味しいのです！しいの食品さんのHPよりレシピも公開されています。この酒盗は小田原わっぱやさんで購入できます。絶品わっぱめしと共に酒盗もぜひ！ （取材：エッタン）